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赤ちゃんの離乳食は無添加・オーガニック・有機野菜を!おすすめのベビーフードと選び方


赤ちゃんの体はとても繊細。ですから口に入れる離乳食・ベビーフードは安全・安心が第一!

化学調味料・保存料・着色料などが無添加であることはもちろん、使用されている食材もできるだけ自然な物を選びたいものです。

そこで離乳食をご自身でお作りになる方も、オーガニックな商品を使用する方にも、離乳食で必要な情報をまとめました。

離乳食・ベビーフードの選び方で気をつけること

離乳食を自分で作る場合は、繊細な赤ちゃんの体に安全である食材を使うことが重要です。
まずは農薬を使わない有機野菜など、国内で生産された安全性の高い、信頼できる食品を選びましょう。

また、いつも離乳食を手作りしているママでも、お出かけの際にベビーフードを携帯する方が多いようです。
ベビーフードは利便性が高いために、忙しいママたちにとってもお助け商品ですが、「どのような材料が使われているのか」を確認することが大事です。

避けたいのは農薬・化学調味料(うまみ調味料)・保存料・着色料など
国は慣行栽培の農作物に対しても、農薬の使用に関して基準を設けています。
また、化学調味料、保存料、着色料などの添加物に関しては、厚生労働省の安全基準をクリアした物だけ使用を認めています。

国が認可した添加物は、「指定添加物」「既存添加物(365品目)」「天然香料」「一般飲食物添加物」の4つに分類されます。

「指定添加物」とは?
化学的合成品や天然添加物など製造方法の違いに関係なく、食品衛生法第10条に基づいて、厚生労働大臣が安全性と有効性を確認して指定した物。

食用赤色2、3、40号や食用黄色4号など、449品目が指定されています(平成27年9月18日現在)

「既存添加物」とは?
国が認めた添加物の中でも長いこと使用された実績のある物。
安全面に問題があれば、「既存添加物」から外されます。

アルギン酸、ウコン色素、オレンジ色素、カフェインなど、365品目が指定されています。

「天然香料」とは?
りんごや緑茶、乳など動植物から摂取できる着香を目的とした添加物。
一般に使用量が微量で、長年の食経験で健康被害がないとされた物のみ使用が認められています。

アズキ、アロエ、コーヒー、魚、レモンなど612品目が該当します。

「一般飲食物添加物」とは?
食品衛生法第10条により、一般に食品として飲食に使われている物の中で、アカキャベツ色素、アズキ色素、カゼイン、寒天など食品の添加物として使用されている物。
情報引用元:食品添加物の分類 食品衛生の窓 東京都福祉保健局

国が認めている添加物は基本的に問題がないと考えられます。
しかし、例え少量であっても添加物の入った食品を長い間、摂取することが健康上、本当に問題はないのか? 不安を抱く人たちも増えています。

赤ちゃんの健やかな成長を思えばこそ、できる限り、添加物の入っていない安全な食品を選びたいものです。
赤ちゃんによっては添加物の入った食品を食べて、アレルギー発症が起きる場合もないとは限りません。

また、化学調味料などが味覚障害や好き嫌いの原因となる可能性も指摘され、さまざまな添加物の入った食品を控える方が増えています。
情報参照元:食品添加物 よくある質問 厚生労働省

食品に添加物を入れる理由とは?
「食品になぜ添加物を入れるのか?」といえば、保存や栄養を保持する目的が1番です。

中には、口当たりのよさやおいしい味にするために化学調味料を使ったり、見た目のおいしさ、美しさを出すために着色料が使用されることもあります。
情報参照元:食品添加物とは? 一般社団法人 日本食品添加物協会

国が認めている添加物には多くの種類があるため、ここでは知っておきたい主な添加物を紹介します。

甘味料・・・キシリトール、アスパルテーム
着色料・・・クチナシ黄色素、食用黄色4号
保存料・・・ソルビン酸、しらこたん白抽出物
酸化防止剤・・・エリソルビン酸ナトリウム、ミックスビタミンE
発色剤・・・亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウム
栄養強化剤・・・ビタミンC、乳酸カルシウム
かんすい(中華麺の食感、風味付け)・・・かんすい
増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊剤(※)・・・ペクチン、カルボキシメチルセルロース、ナトリウム
情報参照元:食品添加物の種類と用途例 一般社団法人 日本食品添加物協会

※滑らかな食感や粘り気を出して分離を防ぐためのもの。

離乳食・ベビーフードのNG食材は「はちみつ」「生もの」などやアレルギーが出やすい食材
赤ちゃんは消化吸収機能や免疫機能が発達していないため、体の中で食品や微生物などの処理する働きが未熟です。
中でも離乳食を作る際、またはベビーフードを選ぶ際、「はちみつ」を使った物は避ける必要があります。

「はちみつ」の中にボツリヌス菌が入っている可能性もあるからです。「はちみつ」は天然の甘味料としても人気ですが、実は1歳未満の赤ちゃんにはNGです。

また、赤ちゃんに魚介類を生のまま、もしくは発酵させた物を食べさせるのも危険です。
お刺身に寄生虫が付いていたり、魚介類の発酵食品にはボツリヌス菌が混入していたりする可能性もあります。

それによって食中毒やアレルギー症状が出ることもあるので、離乳食の時期は食材や原料についても十分に注意しなくてはなりません。

他にも、小麦、卵、乳製品、ナッツ類、エビ、カニなど、アレルギー症状の出やすい食品を離乳食に使う際は、少しずつ食べさせながら様子を見ましょう。
蕁麻疹が出たり、皮膚が赤く腫れたりするなど異変が生じた場合は、小児科の専門医に相談することです。

安心感と安全性を考えれば国産の食品がおすすめ!
最近は外国産の野菜や果物の方が安く出回っているので、そちらの商品を買い求めるご家庭も多いようです。
輸入食品に関しても、国は厳しい基準を設け、検査に合格した物だけが販売を認められています。

しかし、離乳食の食材は安全性を優先し、できるだけ農薬を使用せず、添加物の入っていない国産品がおすすめです。

瓶詰タイプの離乳食・ベビーフードのメリットとおすすめ商品

瓶詰めタイプのメリット
手作りの離乳食やベビーフードを持ち歩く際、瓶詰タイプは、食器と保存も兼ねているので大変便利です。
スプーンやフォークがあれば、いつでもどこでも手軽に赤ちゃんに食事をあげることができます。

また、手作りの離乳食の場合、液体の入った物でも、瓶に入れてしっかりフタを閉めればこぼれる心配もありません。
その場合、離乳食を入れる瓶は熱湯消毒をして、十分に乾かした物を使いましょう。

瓶の中に入れる離乳食は食べ切れる量にするのがポイントです。

瓶詰めタイプのベビーフードは保存できる?
瓶詰のベビーフードは常温保存が可能ですが、直射日光を避けて、できるだけ涼しい場所で保存してください。開封したベビーフードは食べ切るようにしましょう。

瓶に唾液のついたスプーンやフォークを入れて食べた物を残しておくと、雑菌が繁殖しやすくなります。
量が多い場合は、食べられそうな分量だけ取り分けておきましょう。

瓶の中に残った離乳食は冷蔵庫で1日保存。
もしくは冷凍用の保存袋に入れて冷凍保存をし、2週間以内に食べ切るようにしてください。

パウチタイプの離乳食・ベビーフードのメリットとおすすめ商品

パウチタイプのメリット
パウチタイプの離乳食は袋に入ったレトルト食品なので、瓶詰に比べて軽いのが1番のメリット。
赤ちゃんを連れて泊まりがけの外出は、ママの荷物も多いのが悩みの種。パウチタイプはかさばらないので、バッグに入れて持ち歩くのにも便利です。

パウチタイプは直射日光の当たらない、涼しい場所であれば常温保存がききます。食べる際には袋ごと湯せんにするか、中身を器に入れてレンジで温めていただきます。

愛情込めて離乳食作り!下ごしらえのコツと調理時の注意点

離乳食は始まる生後6か月ぐらいになると、食材選びに気を遣うママが多いようです。

実際に「有機野菜じゃないといけないのか?」「どこで野菜や生鮮食品を購入するのがよいのか?」など、いろんな疑問や心配があると思いますので、愛情のこもった離乳食作りに大切なポイントを紹介します。

重要ポイント1 月齢に合わせて素材を選ぶ
離乳食は月齢に合わせて初期(5~6か月)、中期(7~8か月)、後期(9~11か月)に分かれます。
主食となる米、食パン、素麺、うどんといった麺類は、初期である生後6か月から食べられます。

また、葉物野菜、根菜類は前期から食べられますが、きのこ類は1歳から。
魚・肉などタンパク質類は、白身魚と豆腐は前期からOKですが、豚や牛の赤身肉は9か月以降の後期からが良いと言われています。

バナナ、りんご、いちごは前期から食べて大丈夫です。
12か月を過ぎれば大半の食品を食べられるようになります。

ただし、アレルギー症状が出た場合は、専門医に相談してください。場合によっては、食べられる食品が限定されることもあります。

重要ポイント2 体にやさしい国産品の素材を選ぶ
離乳食に使う野菜は「農薬を極力使っていない有機野菜」など、安全で新鮮な国産品を選ぶことが大切です。
Oisixでは、農薬を極力使っていない有機野菜を豊富に取りそろえていますので、離乳食作りに頭を抱えるママも安心してご利用いただけます。

また、離乳食の時期に合わせたレシピも公開しています。
離乳食の下ごしらえに役立つレシピはこちら >>

重要ポイント3 調理をする前に素材を丁寧に洗う
素材を調理する時は水で洗うことが肝心です。

特に野菜はしっかり洗ってから使ってください。国は農薬の使用に関して厳しい基準を設けているため、例え農薬が残留していたとしても、健康被害を及ぼすレベルでないと思われます。

しかし、食の安全、安心にこだわれば、わずかながらの農薬でも気にされる方は少なくありません。
野菜を丁寧に水洗いすることによって、一定量農薬を落とすことは可能です。

慣行栽培の野菜で農薬が気になる場合は、洗うことに加え、野菜の皮をむくことで農薬除去の効果が高くなるようです。

ただ、ほとんどの野菜が皮と身の間に栄養分と旨味を多く含んでいるため、皮をむかずに料理することを考えると、農薬を使っていない有機野菜は安全で安心感の高い食材といえます。
野菜の洗い方については、「有機野菜の虫が混入する可能性と対処法」もあわせてご覧ください。

重要ポイント4 濃い味付け・詰まりやすいもの・刺激が強い調理はNG
離乳食は塩分や糖分を控えた薄味が基本です。
初めから濃い味つけにすると、薄味の物が食べられなくなり、好き嫌いの原因や、子どもの生活習慣病につながる可能性もあります。

また、素材の大きさや硬さも注意が必要。

喉に詰まりやすい硬い物、飲み込みにくい大きな物は危険なので、月齢に合わせて食べやすい形態にしてあげましょう。
また、乳幼児の舌は敏感なので、大人が食べるような刺激が強い、からし、にんにく、しょうがなどの辛味成分はNGです。